コラム
当社社員が直伝する、ところてんのおいしい食べ方
ところてんは酢水に浸かった状態で店頭に並んでいますが、これには理由があります。
ところてんはそのままの状態では、冷蔵でも3日程度しか持ちませんが、酢水に入れることで長期保存が可能になり、鮮度を保つことができるのです。
しかしながら、お酢が苦手な方もいらっしゃいますよね。
そんな方にもところてんをおいしく味わっていただくために、「できたてのところてん」を楽しむ方法をご紹介します。
酢水に入れるには理由がある
冒頭で、ところてんを酢水に入れるのは、保存性を高めるためと書きました。
それが一番の理由ではありますが、それ以外にも次のような効果があります。
①風味の向上
酢水に入れることで、ところてんに酸味が加わり、さっぱりとした味わいになります。
これにより、食欲増進の効果があります。
②食感の改善
酢の成分がところてんの表面を少し固めることで、食感が良くなります。
これにより、より滑らかなのどごしを楽しむことができます。
③栄養の吸収を助ける
酢には腸の働きを良くする効果があり、ところてんと一緒に食べることで、消化を助けます。
できたてそのままのところてんを楽しむ方法
当社の工場では、製造段階で製品の食味検査を行っています。
その際に口にするところてんは、酢水に浸かっていない状態で、原料の天草(てんぐさ)そのものの味がします。
次の方法でも、できたてそのままに近い味を楽しめます。
お酢が苦手という方もぜひお試しください。
① 容器に入ったところてんを、形が崩れないようにそっとざるにあけて水にさらします。
② 水を張った容器にところてんをあけます。
③ 水に入れた状態のまま、冷蔵庫で一晩保管します。
④ 付属の調味料や好きな食べ方でお楽しみください。
ところてんのいろいろな食べ方
上記の方法で、ひと手間加えたところてんは、いろいろな方法で楽しむことができます。
いくつかのおすすめの食べ方をご紹介します。
アレンジレシピ
・サラダ
ところてんをサラダに加えると、ヘルシーでボリュームのある一品に。
例えば、細く切ったキュウリやニンジンと和えた中華サラダ、パクチーやナンプラーで味付けしたエスニック風サラダがおすすめです。
・冷麺風
ところてんを冷麺のようにアレンジする方法もあります。
キムチやキュウリ、ゆで卵などをのせて、冷麺のタレをかけるだけで簡単に作れます。
デザート
・黒蜜
関西地方で人気の食べ方で、黒蜜をかけてデザート感覚で楽しめます。
きなこを加えるとさらにおいしいです。
・フルーツポンチ
ところてんをフルーツポンチに加えると、つるんとした食感が楽しめます。ジュースに漬けておくと、さらにおいしくなります。
温かい食べ方
・ところてん麺
ところてんをそばやうどんの麺の代わりに使うと、カロリーを抑えた温かい一品が楽しめます。
ところてんはカロリーが低く、食物繊維が豊富なので、ダイエット中の方にもおすすめです。
ぜひ食生活に取り入れて、いろいろな食べ方を試してみてくださいね!